FLASH POWER SESSION 2008 OSAKA:FLASH好き集まれ!!

FPS2008

レポート

カテゴリー:レポート

FPS2008 無事終了!イベントレポート

こんにちは。FPS2008実行委員会の正宗です。
Flash好きな皆様をお招きしてのこのイベントで、ちゃんとコーディネート出来たかもの凄く不安でしたがこちらの至らないところは寛大な心で目をつぶって頂いたようで(苦笑)おかげ様でFPS2008大阪は大盛況で終えることが出来ました!


会場の皆さんの熱気やパワーに一番緊張しまくっていたのが僕でして、終始頭が真っ白だったので正直言うと所々記憶が抜け落ちていたりしまして、遅くなりましたが会場のレポートをさせて頂きたいと思います。

■11:30 受付開始

心配していた雨も昼までにはやみ、11:30より受け付け開始。
早く来られた参加者の方々は本番開始まで1時間お待たせしてしまいましたがおかげさまで大きな混乱もなく受付を始めることが出来ました。
僕らスタッフはというと、バックヤードで心臓バックンバックン。
トムとジェリーというアニメで、トムが心臓が胸から飛び出すほど動悸が激しいので胸を押さえたら今度は口から心臓が飛び出すという表現がありますが、まさにそれ状態でした。って古いか。

■12:40 大喜利前編 〜いただきます〜

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予定を10分だけ遅らせていよいよはじまりました!
司会はおなじみ(?)私たちミキマサムネ。
結婚式の二次会でもこんなグダグダな司会はいないぞっていうくらい、いつになく緊張しております(笑)

まつむらまきおさん
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「いかにもなベクター絵じゃなくって、絵の具などの画材の風合いを持つ絵をFlashで描いてみよう」という内容でペンタブレットを駆使して実演して下さいました。
テクスチャーや線など、ちょっとした工夫なんですが効果抜群の技です!
ラストは圧巻のイラストが満載!ほんのちょっとの工夫の積み重ねの結果が、高いクオリティの作品になるんだと実感しました。

まつばらあつしさん
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ここでまさかの「お絵かきFlash、3ナイ運動」(笑)
1.動かさない
2.シンボル作らない
3.それならIllustratorやPhotoshopで描けばいいじゃんと言わない

え〜!と思われるでしょうが、実際にはFlashならではの機能で非常に面白みのある線の出し方をレクチャーして頂きました。まさかペンタブレットの筆圧をオフにするとは!目から鱗です。
ただし商用レベルにまで仕上げるためには、気に入った線が出るまで何度でも線を引き直されるとの事。
綺麗な線を描くというただひとつのことだけでも、どこかを簡単になるように工夫することによって、より本質の場面で力を入れられるという勉強になりました。

笠居トシヒロさん
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「まつむらさんやまつばらさんに憧れてペンタブレットを買ってみたけど冷静に考えたらオレ絵かけないんだった…」というデザイナーに向けたお絵かきネタを披露して下さいました。
デザイナーがよく使う描画オブジェクトとグループ化の機能を駆使して、カンタンに絵を描けるコツが満載です!
最初はグニャグニャの線や真っ直ぐな線が、後からどんどんとまとまってきて絵になります。
やはり力のいれどころが僕と違ってて、僕だったらペンタブレットでも綺麗な線が引けなくて一向に作業が進まないのに対して様々な工夫でクオリティを上げていくチップス満載でした。

青木イチロウさん
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実際に仕事で制作なされた作品を紹介して頂きました。
カバーする範囲は非常にスタイリッシュなコンテンツから思わず吹き出すような面白いネタまで幅広いです!
その中に人が風船のように膨らんで飛んでいく、という表現があったんですが何気に天井で引っかかってたりするなど、なかなか気づかないところまでコダワリが満載です。
ライブラリなども積極的に活用されて、スクリプトを一文だけ変えることで動作や見た目がガラリとかわるといった実演も見せて頂きました。
個人的にはトイレが臭くてウマや魚や車などがみんな避けてくバナーが大好きです!

大重美幸さん
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FlashのスクリプトもAS3になって大きく様変わりして、まだまだ慣れない方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
AS3は「表示オブジェクト」と「イベント」を理解すれば攻略できる!ということでレクチャー頂きました。

スクリプトでもアニメーションでも「ムービークリップの入れ子構造」というのは今までも駆使してきましたがAS3ではその入れ子構造も簡単に変更できるとの事です。
イベントまわりでも、普通にスクリプトだけ読んでもなかなか難しいところですが、映写機の「電源オン・オフ」という実際のメタファーを使って説明。
カスタムイベントは特にAS3を使いこなす上でキモになるので僕も大重さんの本でしこたま勉強しました。

最初は全く分からなくても模写で良いのでとにかく書き写していくと、そのうちだんだんと意味が分かってくるんですよねー。

木曽隆さん
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センサーです。Gainerとかフィジカルコンピューティングとか、難しいキーワードを抜きにしてFlashにリアルデバイスの動きを伝えて遊ぼうというネタを披露して頂きました。
iPhone やiPhone nano(!?)という実物を動かすとFlash画面上でそれが反応する!という端から見てると魔法のような状態です。いやー21世紀を感じます。
iPhone nano(フリスクの箱に加速度センサーを入れたもの)のような小さいデバイスにも驚きですが、送られてくるセンサーの値を「移動平均」を使ってうまく処理する方法など実際に自分も試してみようと思ったときにとてもためになるチップスもレクチャー頂きました。

今後リアルな世界にもどんどんとFlashが関わってくる未来を予感できるネタでした。

■14:45 協賛 プレゼンテーション

長時間おつかれさまでした。ここで休憩を挟んで協賛企業様のプレゼンテーションに入りました。
Flash好きなら見逃せない興味深い商品の紹介ばかり!

株式会社エヌジーシー ディ・ストーム ディビジョン様

Swift3Dv5のご紹介です。
おなじみの方はもう既に使ってらっしゃるんじゃないかと思いますが、非常にFlashと親和性の高い3DCG作成ソフトです。
3DCGは難しいとか導入にお金がかかると言ったイメージがありますがSwift3Dならお手軽に始められFlashにも書き出せますよ!

株式会社ワコム様

液晶ペンタブレットのご紹介です。
Flashイベントということもあって会場にもペンタブレットをお持ちの方が大勢いらっしゃいましたが、この板型液晶ペンタブレットは小型サイズで実際に画面上で絵が描けるのが凄いですね。
僕もよくヨドバシカメラでまじまじと欲しそうに見ています。

デジタルハリウッド 大阪校様

ご存じクリエイター養成スクールの老舗デジハリ様のご紹介です。
笠居トシヒロさん、ミキチョクシもデジタルハリウッド大学院で教員として在籍していますし、会場にも卒業生の方々もたくさんいらっしゃっていました。
また関西で初めてというMovable Type講座のご紹介もされました。現役クリエイター向けの講座ということなので、スキルアップが期待できそうです!

ロクナナワークショップ様

会場内での直接のプレゼンテーションは無かったのですが、なんと
A.e.Suckさん、大重美幸さん、サブリンさん、野中文雄さん、
と4人もの方が講師としてご協力下さいました。

アドビシステムズ株式会社様

Flash好きなら誰もが気になる次のバージョンFlashPlayer10のご紹介です。
見所は満載なんですが、
カスタムフィルタでいろんな表現が可能になるし3Dサポートするしテキストが多言語混在だったり縦書きも可能になるし、パフォーマンスも上がるしでちょっと一言でまとめきれません(苦笑)
サウンドの波形をリアルタイムに処理できるようになったり、ローカルファイルも参照できたりと、今から何を作ろうか楽しみな発表でした!

■15:50 大喜利後編 〜おかわり〜

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まだまだ折り返し地点!おひとりたった15分なのに尽きることないFlashネタ。
ちなみに会場の椅子が堅くておしりが痛いという方が続出しました。
ごめんなさい!

A.e.Suckさん
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なんと!モーションキャプチャー!
人力モーションキャプチャーです!DVDなどの映像を隣に並べてそれを参考にしながらアニメーションのコマ割りを描いていくという職人芸。自分で描くので権利関係も完全にクリアした次世代のテクニックです。
なにげに凄いんですが、実際に相当使えるテクニックでいろんな物の動きを観察しながらひとつひとつ作り上げていく基本中の基本を学ぶことが出来ました。
どういうところを観察してどう表現するかは経験が必要ですが、そうなるために実際どうすればいいのかを具体的なテクニックとして紹介されています。

実例サンプルではボーリングをするキャラクターのなめらかな動きもですが、ピンが倒れるアニメーションなどは下手な3D表現よりも活き活きとしてて圧倒されました。

森巧尚さん
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AS3をおいしく、カンタンに、いいとこどりで使いましょうというネタをご披露頂きました。
AS3とか物理演算とかクラスライブラリというと難しく聞こえてしまいがちですが、最初から自分で「作る」のは難しくても「使う」のはとてもカンタンなのでやってみよう!という方法のレクチャーです。
実際に「使って作る」というのは今後Flashの制作のメインになってくるのではと思わせる、とてもおいしい内容でした。

確かに自分でクラスを作るのは最初はとても難しいんですが、誰かの作ったクラスを使うだけならimportなどちょっとしたAS3のお作法とクラスの使い方を覚えるだけでいろいろなものが作れそうです。
ちなみに、コインには僕の顔も出させて頂きました(^^

寺井周平さん
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アンケートでも大人気だった寺井さんの、実制作物を交えながらアイデアの根源やモチベーションについてまでご披露頂きました。
とにかく手を動かす、動かすためのモチベーション、常に新しい技術を身につけるという制約を自分に課す→そのためにはとにかく手を動かす、という非常に凄い無限ループが圧巻でした。

そして、自分が気に入る動きになるまで何度でも調整する、そのために何度でもやり直せるためにスクリプトを使うという、目的のための課程がはっきりしていてとても参考になりました。

西田幸司さん
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Flashの制作現場がだいぶ大規模なものになってきたので、逆にひとりでもかなりなものが作れるというFlashの原点に立ち返って挑戦したいというお話しをして頂きました。
Flaファイルの中には何も書かない、AS3で書いてみる、更新の裏側もやりやすいように説明までを完璧に作ってまでの「サイトのクオリティだと自分に30秒ほど念じてみる」などなど、いろんな挑戦をご自身に課した上で一度制作をされて、その上でタイムラインで出来ること、クラスで出来ること、フレームアクションで出来ることなど手軽な使い方を応用されていく課程がわかり、とても為になりました。

映像などもプロダクションを介さず自分たちで出来る範囲でクオリティを上げる工夫をされたりと、やはり楽しんで作ることで工夫が生まれてよりよい結果を生むというお話しでした。

サブリンさん
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非接触タッチパネルという非常にめずらしいデバイス向けの、コンテンツ制作の裏側のお話しをして頂きました。
制作期間2ヶ月のあいだに残り一ヶ月で大きなちゃぶ台返しが起こってしまい、様々なディレクションのドタバタを交えながら、ケースバイでのASの使い方など具体的な制作方法も聞けるという多彩な内容です。
こういったデバイスと密接に関わるFlashの制作というのは本当に大変そうで、当初予定していたセンサーだからこそ企画できたことが、最終段階でセンサーそのものが変わったのに実装を迫られるなど聞いてる側も真っ青な要件があるらしくてとても恐ろしいです(笑)
また、マウスのXY軸ではなくXMLSocketからの入力に反応するよう作らないといけなかったので、デバッグ用にShiftキーを押しながらマウスを動かすことで実機を仮想的にエミュレートするようにスクリプトを書くなど、普段とは違ったテクニックが必要なのも参考になりました。

野中文雄さん
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Matrix(変換行列)について、おそらく日本初となる野中さんのセミナーです。
この行列というやつは、僕のように文系の高校卒の人間には最初は得体の知れないようなとても難しいものに思えましたがどうやら数値を入れると画像がゆがんだりグラデーションが作れたりする、とても便利な物のようです。
今回は実際に画像を変形させるためのMatrixを実演して頂きました。
スクリプトもいきなり完成形から見せられると難しく感じますが、こうしてひとつづつ潰していくとパターンが見えてきて、一見複雑に見える処理もパターン化していくとわかりやすくなるんですね。
プロパティウインドウなどの設定画面でも数値をいじれば結果が変わる、という意味ではスクリプトも同じ、というのもなるほどと思いました。

よしだゆたかさん
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主に携帯電話などのモバイル向け、FlashLiteのコンテンツの作り方です。
「FlashLiteで君もヒーローになろう!」ということで”Lite”セイバーやウインクツールなど非常に楽しいコンテンツが盛りだくさん!
特に面白いのが、一つの携帯電話を二人で持って遊ぶ対戦ゲーム。
どのコンテンツも「携帯電話でFlashが使える」というところから一歩踏み込んで、「携帯電話でFlashが使えるからこそ人と繋がるコンテンツ作り」までを考えられてて、参考になりました。

■イベントを終えて

皆様、長時間にわたるFPS2008、本当にありがとうございました。
全体を通しての個人的な感想なのですが、
やはりどの方も一歩踏み込んだコンテンツを制作されるために本当にちょっとした工夫なんだけどその積み重ねで、びっくりするようなクオリティのものを作り上げてるんだと改めて実感しました。
そしてそういった工夫や積み重ねは皆様それぞれの根底にFlashが好きだという気持ちがあるからこそ生まれるものだと思います。

Flashの表現力が高度になるにつれて、制作者の負担が増える場合もありますし実際にFlashを敬遠してしまうと言った声も少なからず聞きますが、それとは逆にこれだけの多彩なFlash制作にまつわる話題を直に聞くことが出来るのもまたFlashの懐の深さだと思います。
これだけの講師の方々のお話が直に聞けて、これだけ多くの方々とお会いできて、今後自分のFlash制作においても楽しんで作る力を沢山頂きました。

イベントの企画から運営まで全て有志を募っての手作りの中で、司会進行が緊張してしまいいろいろと不手際もあったかも知れませんが、それでも内容に関して皆様にも楽しんで頂けたのではないかと思うととても嬉しい限りです。
ありがとうございました。

Posted by 宇都宮正宗 at '08年9月23日 02:32

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